四時軒
横井小楠は、安政2年(1855)、城東二里の地、農村「沼山津」に転居しました。
小楠は、ここに転居してから、四時(四季)が美しいので、住居を「四時軒」と名づけ、号を地名からとって「沼山」と称しました。
小楠は、士道忘却として処分を受けた文久3年(1863)12月から、慶応4年(1868)4月新政府の招きにより上京するまで、この四時軒に蟄居することになりました。この4年数カ月は、維新の激動期に当たっており、小楠は、その政治見識を直接発揮することはできませんでした。
この4年数カ月の間に、坂本龍馬が3回四時軒を訪れています。
今回は、この「四時軒」と、隣接する「横井小楠記念館」を訪れました。